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狩衣と中世の温暖期

2008 7月 29
by ベン

夏の京都

先週、2泊3日で京都へ旅行に行ってきました。
3日ともおしめりなく、猛暑日ばかりでした。暑さに殺される感覚です。
クーラーもない時代、夏は鴨川周辺に亡骸がごろごろしてたんじゃないかと、ろくでもない想像をしてしまいます。

京都の暑さの中にいると、寝殿造りが高床式である意味がよくわかります。
夏をいかに涼しく過ごすかが問題なんですね。冬は十二単とか厚着しておけばいいし。
知識としてはありましたが、体験してみると非常に合理的であると実感します。

2日目には、「風俗博物館」を訪ねました。

風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~
http://www.iz2.or.jp/

平安時代の衣装を着られる体験展示があり、男性は狩衣を着ることができました。
実際着てみると、想像していたより動きやすく、風が良く通り涼しいです。
下半身も風通しがよいので、ジーパンをはくより、ずっと涼しい。

狩衣はもともと普段着でしたが、平安末期、院の出入りは直衣でなく、狩衣でもOKになったようです。
平安時代のクールビズといったところでしょうか。

王朝貴族物語 (講談社現代新書)

著者/訳者:山口 博

出版社:講談社( 1994-06-16 )

定価:¥ 798

Amazon価格:¥ 798

新書 ( 257 ページ )

ISBN-10 : 406149208X

ISBN-13 : 9784061492080



狩衣 – Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%A9%E8%A1%A3


中世の温暖期

平安末期の京都は、「中世の温暖期」と時期が重なるので、自然と狩衣を公の場で着る習慣もできたのかもしれませんね。

「中世の温暖期」の存在については、有無それぞれの説があるようですが、当時の気温の記録が存在しないのがつらいところです。状況証拠しかありませんから。現在でも、地表付近の気温が網羅的にわかっているわけでもないようですし、過去の平均気温推移だって、19世紀以前はほぼ推測でしょう。


中世の温暖期 – Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E4%B8%96%E3%81%AE%E6%B8%A9%E6%9A%96%E6%9C%9F

7/29 2:00現在では、記述が「中世の温暖期はなかった」ほうに依っているようです。
でも、

屋久杉を使って1100年前の太陽活動の復元に成功 – プレスリリース – 東京大学 大学院理学系研究科・理学部
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/press/press-2008-14.html

なんて研究もあるみたいです。

中世の温暖期 – Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E4%B8%96%E3%81%AE%E6%B8%A9%E6%9A%96%E6%9C%9F

また、現在明らかになっている証拠からは、これらの時期に世界的に寒冷もしくは温暖であったという同時性が認められない。よって、”小氷期”、”中世の温暖期”という言葉は過去の世紀で起きた、半球規模もしくは地球規模の平均的な気温変化の傾向を示す場合に限定されるべきではないかと述べられている。

とは必ずしも言えないのではないかなぁ。
ただし、

屋久杉を使って1100年前の太陽活動の復元に成功 – プレスリリース – 東京大学 大学院理学系研究科・理学部
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/press/press-2008-14.html

現代における太陽活動度はある程度活発なレベルに分類されるが約1100年前の中世初期ほどではないこともわかりました。

だそうなので、現在の進んでいるという温暖化を太陽活動の活発化のせいばかりにはできなさそうです。

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