Mac OS XでのPRAMクリアを実施しなかったメモ

A Tribute

Diwao.com » Macのメモリ交換後にやると幸せになれるかもしれない2つのおまじない(追記有り) http://diwao.com/2012/01/mac.html

以前、メモリを増設していたので、「PRAMクリア」とはそんなに効果のあるものなのか、こちらのタイトルに惹かれて実施してみようと考えました。 で、調べてみたけど、あまり効果がなさそうだったので、やらなかったという記録です。


メモリ増設については、こちら。→

yourpalm.jubenoum.com

そもそもPRAMとはなんであるか?

とりあえず、Appleのサポートページを見る。

PRAM は、Mac OS X が素早くアクセスできる場所に特定のシステムやデバイスの設定を保存します。PRAM に保存される設定は、コンピュータの種類や、コンピュータに接続されているデバイスやドライブの種類によって異なります。PRAM は、NVRAM (不揮発性 RAM) の一部です。 PRAM には次のような情報が保存されます。 リフレッシュレート、画面の解像度、色数などのディスプレイとビデオに関する設定情報 選択している起動ボリューム スピーカーの音量 最近起きたカーネルパニックの情報 (存在する場合) DVD リージョン設定 注意:Mac OS X の場合、ユーザが選択した DVD リージョン情報は、簡単にアクセスできるよう PRAM に保存されます。PRAM をリセットしても、DVD リージョンは変更できません。 Mac OS X:PRAM に保存される情報

だそうです。

ということは、メモリを増設した後にリセットしても、効果がありそうな事項はなくて、

  • ディスプレイの表示がおかしくなったとき
  • OS Xが起動しなくなったとき(起動ボリュームリセットでなおるかも)

といった事象が発生したときにPRAMクリアするのは効果がありそうですね。 頭に入れておきます。

ただ、疑問が。なんで「次のような情報」という曖昧な言いまわしになっているんだ…という。 「次の情報」とか「以下の情報」でいいじゃないか…。 ちなみに上記の箇所、英語のサポートページだと以下のとおりとなります。

PRAM stores certain system and device settings in a location that Mac OS X can access quickly. Exactly which settings are stored in the computer's PRAM varies depending on the type of computer as well as the types of devices and drives connected to the computer. Parameter RAM is a small area of non-volatile RAM (NVRAM). Some information stored in PRAM includes: Display and video settings such as refresh rate, screen resolution, number of colors Startup volume choice Speaker volume Recent kernel panic information, if any DVD region setting Note: Mac OS X stores your preselected DVD region choice in PRAM for easy access. Resetting PRAM does not allow you to change the DVD region. Mac OS X: What's stored in PRAM

「ような」と訳する必要がないように思います。

ではなんで、PRAMリセットが基本なのか

上で紹介したサポートページで「Mac OS 9 以前での PRAM とコントロールパネル、ほかの設定との関係については、こちらの記事 を参照してください。」となっている、「こちらの記事」のリンク先は以下のページ。

Mac の PRAM および NVRAM をリセットする http://support.apple.com/kb/HT1379?viewlocale=ja_JP

なんと、PRAMリセット方法のページに遷移しました。 で、その下に書いてあるPRAMの内容の記述は以下のとおり。 上記のページの説明で「Mac OS 9以前での」と書かれていたので、以下の情報は、Mac OS 9までのPRAM内容と私は解釈しました。

AppleTalk の状況 シリアルポートの設定とポート定義 アラーム時計の設定 アプリケーションフォント シリアルプリンタの場所 キーのリピート速度 リピート入力認識までの時間 スピーカーの音量 警告 (ビープ) 音 ダブルクリックの速さ 挿入ポイントの点滅速度 マウスの速度 起動ディスク メニューの点滅カウント モニタの表示色数 32 ビットアドレッシング 仮想メモリ RAM ディスク ディスクキャッシュ Mac の PRAM および NVRAM をリセットする

Mac OS 9まではPRAMに、もっと多くの情報が乗せられていたのですね。 「とりあえずPRAMリセット」「PRAMリセットは基本」となるのもわかる気がします。

このMac OS 9までと思われるPRAMの内容を、Mac OS XでのPRAMのように解釈してしまうのも無理ないかも… っていうか、自分の解釈が正解かどうかもよくわからなくなるレベル。

まとめ

  • メモリ増設したけど、PRAMリセットする必要なし、と私は判断した
  • 「PRAMリセットは基本」はMac OS 9までの話、Mac OS Xでは関係なさそう
  • Macのサポートページの記述がわかりづらい

以上。