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チーム運営に悩んで『部下育成の教科書』を読む

チーム運営に悩む

ここ1年半あまり従事していたプロジェクトが一段落して、元のチームに戻ったのですが、自分が離れている間に、チームの状態がすっかり変わってしまったことに気がつきました。 それでここ1ヶ月半ほど悩みをかかえていました。

チームを構成しているメンバーは以下のとおり。

  • 課長: しばらく本部の仕事をしていて現場を離れていたが今期から現場に本格復帰
  • Sさん: ベテラン 元このチームのリーダー
  • 私: 11年目 1年半別のプロジェクトにかかりきりだったが7年活動した元のチームに復帰
  • Aさん: 6年目 同じチームで5年間活動してきた、仕事をまわす中心
  • Bさん: 4年目 別プロジェクトに1年いたが、このチームの苦境に復帰
  • Cさん: 4年目 今期異動によりこのチームに配属
  • Dさん: 3年目 Aさんが主に指導してきたが育成が遅れているといわれている

悩みのポイントを整理してみると、

  • 前課長が新しいプロジェクトにかかりきりで、実質的にチームから離脱した状態が1年続いていた
  • 10年以上のキャリアを持つリーダー(Kさん)が精神を病んでしまい離脱
  • 以前、このチームでリーダーを勤めていたSさんが復帰するも、忙しすぎて人に仕事を振れていない
  • Aさんは、協力会社のコントロールは上手だが、他チームとの調整になれていない
  • Bさん、Dさんは仕事が振られておらず、スキルもあまり身についていない
  • Cさんは外部から入ってきた視点を活かしてチームに対して提言するが、リーダーが対応できていない
  • 同じ4年目とはいえBさんとCさんではできることに差がある

といったところになります。

そんなおり、下記のページを見ていて、今自分がかかえている悩みと共通する部分が多いのであるなと感じました。

個人から組織の成長までを促す 書籍『部下育成の教科書』とは?|人材育成・社員研修のリクルートマネジメントソリューションズ

部下育成に関する悩みが非常に大きい、ということでした。その背景として、二つの大きな変化があると思います。一つは、プレイングマネジャーの増加。マネジャー自身が実務を背負っているがために、部下育成にまでなかなか気が回らない、あるいは、育成したい意識はあっても、短い時間と少ないマインドシェアで、それをどう実践していけばいいのかがわからない。もう一つは、昨今若手社員の能力のバラツキも非常に大きくなってきていることです。入社3年目、5年目の研修で集まってもらうと、その時点ですでにかなりの差が出ている。成長のスピードは扱う仕事の内容によっても変わりますが、上司の育成方法による違いもあるのではないか、と感じていました。

バラツキが大きくなったのは、中途採用が増えたことも影響しているのではないでしょうか。新卒一括採用のみであれば、一律にこう育てればいいという知見があったものが、だんだんと、それが通用しなくなってきている。このことも、育成の指針が掴めなくなってきている要因の一つだろう、と思います。

買って読んでみる

部下育成の教科書

部下育成の教科書

  • 作者: 山田直人,木越智彰,本杉健
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2012/03/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 1人 クリック: 37回
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というわけで、上記のページで紹介されていた本書を購入した次第です。 読んで、本の内容にならって整理してみました。

本書では、チームメンバーのステージを下記のとおり定義しています。 上から順に

  • リーデングプレイヤー
  • メインプレイヤー
  • プレイヤー
  • スターター

となります。

また、トランジションという概念が定義されており、たとえば、スターター→プレイヤーへ移行中の人をトランジション中ととらえます。

で、本書の定義に照らしてメンバーのおかれた状態を整理するとこうなります。

  • Sさん: ベテラン リーディングプレイヤーが期待されるが、実態はメインプレイヤー
  • 私: 11年目 リーディングプレイヤー
  • Aさん: 6年目 メインプレイヤー
  • Bさん: 4年目 プレイヤー
  • Cさん: 4年目 プレイヤー→メインプレイヤーへトランジション
  • Dさん: 3年目 スターター→プレイヤーへトランジション

○年目よりは「ものさし」がはっきりしているので、同じ4年目でもBさんとCさんの間に差があることはわかりました。また、自分のいる職場は3年目にはプレイヤーとしての役割が期待されている文化であり、Dさんが育成遅れといわれている状態である背景も理解できました。

マネジャーが最初にやることは?

本書はマネジャー(課長位)向けに書かれた本です。 マネジャーが最初にやることは「リーディングプレイヤーを育てること」とされていました。 リーディングプレイヤーを核にして、マネジャーの片腕としてチーム運営を担ってもらうのだと。

となると、リーディングプレイヤーたる私がやることは、本書にかかれたリーディングプレイヤーに期待されること。 マネジャーに問題点と自分の考えを伝え、チーム運営にたずさわり、メンバー育成にコミットしていくことになります。

私は、この本を課長に渡して、読んでもらって巻き添えにしました。結果、課長と私の認識は合っていたようなので、そのシナリオに従ってチームを作っていきたいと思います。3ヶ月くらいで成果が見えるといいな…