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攻殻機動隊2.0を観てきた

今日の仕事は新宿で終わることになっていたので、またとない機会、映画館に寄って観てきました。

前バージョン(でいいのか)は劇場で観たわけではなく、ビデオで観ただけです。 私が原作に出あったのが1997年で、映画はとっくに(1995年)公開されていました。

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お客さんは男女比率が7:3くらい。 想像していたより女性が多かったです。

前バージョンとの違いを感じた点を中心に書いてみます。

家のビデオと、映画館の音響設備の違いかもしれませんが、素子ってサイボーグなんだな...と感じる音が作られていたように思います。ずしっとした質感です。 特に素子がダイビングをした後の船上での音は、素子とバトーの重量を感じました。 そう、フローターが故障したら浮上できない...

人形使いの声が、家弓家正→榊原良子に変更になりました。 前バージョンでは、9課のシーン、素子との対話のシーン、それぞれで神のご託宣といった趣きの響きでした。空間でふわふわ浮いている感じ、天から降ってくる感じ。 今回の榊原さんの声は実体としてそこにある感じでした。ソリッドな感じ、今にも触れることができそうな距離感。

あとラストシーンのコドモトコの坂本真綾の声も撮り直しましたか? 13年の時の流れを最も感じました。

自分

プログラム収録、素子役の田中敦子インタビューより。

オリジナル版はもう13年前になりますが、当時は台本を読んでもさっぱり意味がわからなかったんです。「ネットは広大だわ」というセリフも全くイメージができなくて。現代社会ではあたりまえになった携帯電話のメールさえなかった時代ですから

人形使いのセリフがいちいち実感をもって迫ってくるのも、この映画が描く世界観が現実に表われているからかもしれません。 原作を読んだ1997年当時、インターネットに接続したこともなく、パソコン通信すらやったことはありませんでした。携帯電話ですらなく、DDIポケットのPHSを持っていた程度です。 それがいまや、パソコンは高速回線を通じてインターネットとつながり、自分より若い世代では携帯電話からネットに接続するのもすっかり一般的なことになりました。 そう「ネットは広大」という台詞が実感を持って聞けるようになってしまいました。

あと、ゴミ収集車を追跡するシーンで、ほぼ生身の自分を9課に入れた理由を問うたトグサに対する素子の回答で自分が所属する組織に思いをはせてしまったこと。「人と為りては童のことを捨てたり」でなぜだか涙がこぼれてしまったこと。 学生→社会人、10代→30代に属性が変わったこの11年の私自身の変化の表れでしょう。

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