読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

若者はいつまでも若者ではない

Yes-プログラム



子どもといっしょにポケモンの映画を見るべく、シネコンに行ってきました。
お昼をマクドナルドで食べたのですが、トレイの敷紙にこんな記事が。
Yes-プログラムなるものの説明でした。

若者のビジネススキルを高めるために、厚生労働省がつくったプログラム。
マクドナルドはYes-プログラムの認定を受けているので、クルーとして働いて、Yes-プログラムを修得すれば、履歴書に資格として書くこともできるので、とっても便利。


マクドナルド 国が認める「YES-プログラム」
http://www.mcdonalds.co.jp/recruit/crew/yes/index.html

厚生労働省:「若年者就職基礎能力支援事業(“YES-プログラム”)」について
http://www.mhlw.go.jp/general/seido/syokunou/yes/

YESプログラムとは(首相官邸)
http://www.kentei.ne.jp/topics/yes0901.html


厚生労働省では、若年者(15歳~24歳)の就職状況が非常に厳しいことから、企業を対象とした実態調査の結果に基づいて、若年者の就職促進を図ることを目的とした「若年者就職基礎能力支援事業(YESプログラム=Youth Employability Support-Programの略)」を創設し、平成16年度から実施しています。



プログラムとしての実態はよく知らないですし、私が所属している会社の新卒採用で資格欄にこの資格を書いてくるような人がどれくらいいるのかも不明ですが、官邸の説明からすると、若年層(15~24歳)がターゲットの就職支援が狙いのようです。

新卒採用の氷河期と言われていたのは、おそらく2000年くらいまでで、その後大卒者の新卒での就職状況は好転しています。
このプログラムが開始されたのは2004年。
2000年時点で22歳で若年者であった人たちは、2004年時点で枠をはずれ、2008年時点では30歳になっていることになります。
新卒時点での、正社員としての就業状況が芳しくなく、本当に就業支援が必要とされている人々の層は、今30歳代に突入していて、このプログラムの対象外です。

完全に狙いを外してますよね。

おそらくこのプログラムが企画されたのは2000年前後で、実行に移している間に「本当に就職支援が必要とされているのは、若年層ではなく、正社員になりそこねた年代だった」ということが、表出してきたのだと思います。

若者は年をとる



若い人は海外旅行離れしてないよ - タケルンバ卿日記
http://d.hatena.ne.jp/takerunba/20080708/p4


……でも7年も続けば、そいつらもみんな年をとり、30代になっていくわけで。何故か30代の問題にはならんのだなあ。……ホワイ?



こちらの記事での旅行業界もそうですが、このような統計をまとめて発表している人や、それをもとに企画や政策を練る人って、「若者は年をとらず、いつまでも若者」で「現状は変わらない」と思っているのではないだろうか。
年金の問題やら、少子化の問題やらは、時間経過によって横軸がどんどんスライドしていくことを認識していれば、手は打てたのかもしれないけど。

横軸の変化を意識してもらえた「団塊の世代」



世代として認識されているのは「団塊の世代」くらいで、チヤホヤされていますよね。この人たちだけは、横軸の変化が常に注目されてきていると思います。
この世代がもうすぐ定年になるというだけで騒がれ、定年を伸ばしてみたり、リタイア後をあてこんだビジネスを考えてみたり...。

「団塊の世代」に対する注目ぶりを他の世代にも発揮してもらいたいもんです。
「団塊の世代」の人たちは、素敵な名付け親、堺屋太一に感謝すること!