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ローマ皇帝と外国人横綱 - 文化移民の可能性

現在のスペイン出身の皇帝

ローマ帝国の指導者や皇帝は、みんなローマ周辺、イタリア出身だと思っていました。 ですが五賢帝トライアヌスハドリアヌスはスペイン出身、カラカラ帝の父帝セヴェロスはアフリカ出身と世界史の授業で聞いて驚いた覚えがあります。日本で言えば長州出身や薩摩出身、群馬県出身みたいなものだと説明されて、なんとなく納得したものです。

ギリシアのポリスは両親が同じポリスの出身でないと、市民権(国籍)がもらえませんでした。アテネ出身の父母から生まれた子だけが市民権をもらえるルールです。 ところがローマでは、基本的にケチケチすることなく市民権をもらえる範囲を広げています。 征服した民族に市民権を与え、解放奴隷でもいっぱしの資産がある人に市民権を与え、ローマ軍で長く戦った補助兵に市民権を与え.... 行きついた先は領内すべての人に市民権でしたが、さすがにこれはやりすぎでした。人道的にはありなのかもしれませんが。

相撲

思ったのが相撲における外国人力士にも似ているな...ということです。

高見山はハワイ出身ですが、それから45年、力士の寿命的には4世代ほど経過しています。すっかり定着したものです。 最近は門戸を少ししぼり気味のようですが、外国人力士の受け入れや海外公演を積極的に行なってきました。 今、モンゴル勢が上位を占めていますが、他にもブルガリアやロシアなどからも力士がたくさん来ています。

彼らは相撲という伝統的競技を支えてくれています。日本国籍を取得している外国出身力士も多いですね。 近い将来、外国出身の理事長なども登場するかもしれません。

文化移民

ルールの隙間をついてまで、日本国籍を取得したいと考える人がいるということは、日本国籍にはある種の魅力(ブランドと言いかえてもいいかもしれません)があると考えます。

労働者として移民を入れるのはいろいろと衝突を生みそうなので、たとえば後継者に悩む伝統工芸あたりから移民の受け入れを考えるのは、どうなんでしょうか。外国出身の陶芸家、宮大工というのも文化の継承という意味ではむしろありがたい話だと思うのですが。 日本の文化に魅力を感じ、担い手になりたいと考えているかたがいるのであれば、Win-Winになれるような気がするのですが。