手帳術と手帳戦略(その1)

「戦術」は「戦略」にもとづいて限定された作戦、戦闘(Battle)で効率良く戦うことが目的です。 「戦略」がないところでいくら「戦術」を駆使しても、戦争(War)には勝てないです。

「手帳術」という言葉があるなら、「手帳略」という言葉があってもいいじゃないかと。 「手帳略」という言葉は聞いたことがないですから、「手帳戦略」とでもしておきましょうか。

上記のメタファーに従っていくと... 戦争:戦略:手帳戦略 → なんのために手帳を使う? 戦闘:戦術:手帳術 → 何を、どうやって手帳に書く? ということになります。

なんのために手帳を使うかを明確にしないで、手帳術を語るのはわかるづらいことなのではないかと。 たとえば、日経アソシエ11/4号の特集を読みましたが、それぞれの「手帳戦略」にあたる部分まで「手帳術」という言葉をあてている印象があります。 pp.64-65で取り上げられている、Case07久恒氏なんかはまさにそうです。 人生を俯瞰するためのツールとして、手帳を使うというのは「手帳術」ではなく「手帳戦略」でしょう。

こういった「戦略」にあたる部分について書かれている本を2冊知っています。 手帳術を考える前に「戦略」を頭に入れておいたほうがうまく戦えるのではないでしょうか。


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