年に一度、手帳特集のときにだけ買っている感のある「日経アソシエ」ですが、今年も付録がついてきました。 題して「初対面でも世代が違っても 会話のきっかけがつかめる! UNIQUE FACT BOOKLET 2010」。 これだけ、シールやらいろいろついてきた去年に比べるとしょぼくなっています。
さて、このタイトルから考えるに、若手の社員が、先輩、上司、年上のお客様と会話するときのツールということになりそうですが、マンガ年表のところで、ひっかかりを覚えました。 ↓ [flickr id="4038902283" thumbnail="medium"]
私と妻で、違和感について会話しましたが、以下その内容です。 (なお、私と妻はともに1978年生まれです。)
選んだ人
推測ではあるが、1970年代前半に生まれた男性がほとんどひとりで選んだのではないか。
1970年以前の古いマンガはアニメやドラマ、映画になっていたりするものを中心にしか選んでいない。 1980年代のジャンプ、サンデー、マガジンを中心に読んでいた感じ。 1988年ごろを境に、青年誌に移行したかと推測する。 理由は「パトレイバー」「H2」「MAJOR」などが入っていないから。
少女マンガ側の選びかたはもはやわからない。姉か奥さんでもあてにしたのか? とりあえず、「りぼん」系列が薄すぎる印象。 「ぼくの地球を守って」も「パタリロ」も入っていない。 そのわりに「11月のギムナジウム」が入っていたりして謎が多い。
選んだ基準
人気
発行部数やなにかの賞をとったということが基準になっていないようだ。 同じ作者でもこっちのほうが人気あったんじゃないかというものがある。
- 山内直美 ざ・ちぇんじ! → なんて素敵にジャパネスク
- 川原泉 銀のロマンティック...わはは → 笑う大天使
- 篠原千絵 闇のパープルアイ → 海の闇、月の影 または 天は赤い河のほとり
- 士郎正宗 アップルシード → 攻殻機動隊
- 大和和紀 はいからさんが通る → あさきゆめみし
- 萩尾望都 11月のギムナジウム → トーマの心臓
- 青木琴美 僕は妹に恋をする → 僕の初恋をキミに捧ぐ
年代
先輩として、ターゲットとなる年代を今の30代、40代だとすると、ずれているかもしれないと思うものがある。
アニメ・ドラマ化された年代と、連載された時期にずれがあるものがある。 反応できる年代に幅がある長期連載されたものは、その旨記載したほうがよかったのではないか。
なんでこれが入っていないんだろうリスト
上で挙げた以外のもので。順不同。
- 「サザエさん」長谷川町子
- 「三国志」横山光輝
- 「王家の紋章」細川智栄子
- 「こどものおもちゃ」小花美穂
- 「姫ちゃんのリボン」水沢めぐみ
- 「ママレード・ボーイ」吉住渉
- 「ハンサムな彼女」吉住渉
- 「水色時代」やぶうち優
- 「BASARA」田村由美
- 「落第忍者乱太郎」尼子騒兵衛
- 「あずみ」小山ゆう
- 「鋼の錬金術師」荒川弘
- 「ちはやふる」末次由紀
- 「BASARA」田村由美
- 「ヒカルの碁」小畑健・ほったゆみ
- 「ケロロ軍曹」吉崎観音
- 「MAJOR」満田拓也
- 「め組の大吾」曽田正人
- 「モンキーターン」河合克敏
- 「エスパー魔美」藤子・F・不二雄
- 「プラネテス」幸村誠
- 「海猿」佐藤秀峰
- 「君に届け」椎名軽穂
- 「大奥」よしながふみ
語れば語るほど、まだ出てきそうだけど… 実際にこれを使ってネタを振るときには、このようなトークの展開となることを予想して、十分ご注意の上用いてください。