高橋真琴の原画展―佐倉で描かれた少女たち―
http://www.city.sakura.lg.jp/sakura/museum/exhibition/takahashimakoto.html
佐倉市立美術館で開催されていた、展覧会を見てきました。
【高橋真琴の原画展〜12/23】佐倉市立美術館内もMACOTOワールド一色ぢゃ♪ 御歳81歳の氏が佐倉で描いた少女たち
★会期中、武家屋敷・旧堀田邸・順天堂記念館と相互割引あり
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— カムロちゃん (@kamurochan) 2015, 11月 25
中学時代に中原淳一や蕗谷虹児の絵に憧れて、画家を志す。 特に1960年代から80年代にかけて、『なかよし』・『マーガレット』・『よいこ』などの少女誌・幼女誌の表紙・挿絵を中心に、文房具・衣服のデザインも手がけるなど人気を博した。
高橋真琴 - Wikipedia
とWikipediaでは紹介されていますが、少女漫画では定番の「目にキラキラの星」の祖ともいえる人です。
私は、年上の親戚(1960年代生まれ)の部屋にあった少女漫画や子どもむけ雑誌(小学○年生)などで見たのが、この人の絵の最初の記憶です。 1960年代~1970年代生まれの人には展示内容もポスターだけでなく、ノートの表紙やハンカチ、ぬりえなど、「あーこれ見たことある!」という気持ちになること請け合いのものとなっています。
個人的には地元(佐倉市在住)で、PTA会長をつとめられていたときの運動会のポスターがツボにはまりました。 近所の運動会やカラオケ大会ののポスターがこのクオリティだと何事かと思うだろうなと感じた次第です。
4歳の娘といっしょに見に行きましたが、展示途中に放映されていた、制作風景で「目にキラキラの星」を入れる場面があったのですが、 「キラキラになったね!」と興奮と感動があったようです。 「画竜点睛」の故事が思い出されました。目に星を入れることで、生きた絵になるのだなと。
南朝の梁の武帝は、仏教を厚く信仰しており、たくさんの寺を建てて、寺の装飾画は張僧繇という画家に描かせていた。張は都の金陵の安楽寺に4匹の龍を描いた。 しかし、それらどの龍にも瞳が描かれておらず、聞くと張は、瞳を描くと龍が絵を飛び出ていってしまうという。人々はそれを信用せず、試してみるよう頼んだ。 張は2匹の龍だけに瞳を描き入れた。すると、外では雷雲立ちこめ、雷鳴響き、雷で寺の壁が壊され、瞳を描き入れた2匹の龍が絵から飛びさっていった。 人々は驚き、張の画力に感服した。画竜点睛は最後の仕上げの重要さ、あるいはそれに値する物事を指す。
故事 - Wikipedia
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1995年にはじめて刊行された画集『あこがれ』の帯に「少女の瞳にはじめて星が輝いたあの日」あるが、 その文言どおり、のちの少女漫画に絶大な影響を与えた画家である。いくつかの少女漫画も手がけている。
高橋真琴 - Wikipedia