想像してみました。
疲れる方法
黎明
本名がわかるアカウント、普段の仕事が特定できるような発言・愚痴をするとよいでしょう。
同行の士が集い、あなたの期待した反応を示してくれることでしょう。 そのサービスを使うことがだんだん楽しくなっていきます。 幸せな時期です。
楽しさを知ったあなたは、周りの人を誘わずにいられなくなります。 twitterが広く認知されるように努力しましょう。 「まず隗より始めよ」の精神で普段仕事場などで顔を合わせている人を誘うとよいでしょう。 もちろん、あなたのアカウントをフォローするように言い添えましょう。
風雲
現実でのしがらみからから、どんどん本音が発言しづらくなっていきます。 また、あなたが誘った人の縁で、あなたと現実世界で関係のある人からどんどんフォローをされることでしょう。 さらにフォロワーが増えてくると、どういうルートからか、あなたのアカウントをフォローしてくれる、見知らぬ人があらわれます。
そうなってくるとあなたが望まない反応、つまり、
- 角度のずれたReply
- 否定的なRT
- あなたのことだとは明言しないもののあなたに宛てられた陰口
- リムーブ・ブロックされる
などを見かけることも出てくるでしょう。
情報、反応のS/N比が急速に悪化したように感じ、あなたは発言を控えるようになります。
廻天・落日
自分が自分らしく振舞える場所を取り戻そうとあなたは、別アカウントを取得して体勢のたてなおしをはかります。 しかしながら、新しいアカウントもあっさり捕捉されて、同じことの繰り返しになります。
あなたが望んでいたコミュニケーションはすっかりできなくなり、Twitterに絶望したあなたはアカウントごと削除します。
疲れないようにするために
周りの人を誘わない
周りの人を積極的に誘わないようにする、少なくとも自分をフォローさせないというのは、一つの壁になっていいんじゃないでしょうか。 以前、2ちゃんねらの同僚をTwitterに誘う記事「2ちゃんねらーの同僚にTwitterを説明する試み 」を書きましたが、その際も、私をフォローしないようにすすめました。(違う理由ですが)
望まない反応が返ってくるものだと思う
発言を積極的にしていると、相応に目立つものです。 目立つということには程度に応じてリスクがあるものです。
フォロワーが増えてくるようになると、どういうルートで自分のアカウントを捕捉したのかわからないようになります。 そうなってくると集団としてのフォロワーは「世間」と変わりません。 それが曲解であれ、発言をどう解釈するかは受け手にゆだねられているのです。
「世の中の半分が味方になってくれたら、大したものだと思うよ」と自分に言い聞かせていくなり、「自分が持っていない視点の持ち主からの反応だ」と前向きにとらえていくなり、軽やかに受け流していきましょう。
この記事を書こうと思ったきっかけ
※そんな彼女曰く、「学校裏サイトやらプロフなんかで放課後も絡んでいる学生って信じられない」。 彼女は、twitterを非公開にしていた。 クローズドで、気の合う友人や仕事仲間にだけ公開し、 なんでもないことを話し合ったり、他愛も無い愚痴をこぼしあったりしていた。 ある女の「twitter疲れ」(増田風) - 荻上式BLOG http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20091030/p1
こんなこと書きたくなったのは、「放課後も絡んでいる学生が信じられない」というのと「Twitterをクローズドで使う」行為に、矛盾を感じたからです。
「虎穴に入らずんば、虎児を得ず」メリットを得るためには、相応のリスクがあるはずです。 適当にコントロールしていきましょう。