[flickr id="4848665162" thumbnail="medium"]
このブログでは、今まで一度も取り上げてきませんでしたが、私は、Jリーグのクラブ、ジェフユナイテッド市原・千葉を応援しています。 まだ小学校に入る前に住んでいたのは市原市、そのあと千葉市に引っ越した私にとってはまさに地元という感じのクラブで、Jリーグ開幕当時から見てきました。
一度、家族みんなで見に行こうじゃないか、せっかく自転車で行ける距離にホームグラウンドのフクダ電子アリーナ(フクアリ)もあることだし…ということで一般販売と同時に購入した2010年J2 大分トリニータ戦のチケット。その時点では、巻誠一郎選手を見送るセレモニーが試合後に行われるとは思ってもいませんでした。
『拝啓 巻誠一郎様』リンク集|今日も振り回されっぱなし・・・
上記エントリに呼応して、自分の巻に対する思いを整理するために、つらつらと書いてみたいと思います。
勝手ながら心の師匠
巻が入団したのは2003年、私が大学を卒業したのは2002年ということで、会社という組織で働くなかで、組織で戦っていくという、サッカーの違った面に目がむくようになったのが、このころでした。
巻は2004年にはレギュラーのポジションを獲得、試合でよく見かけるようになりました。 巻はとにかく90分さぼりません。ボールを持っていなくても、相手のDFやGKをひたすら追いかけます。 プレス、プレス、プレス。 試合終盤になると巻自身も苦しいところのはずですが、ここでさぼることなく、ボールを追いかけ続けます。
攻めるときでも巻は、動き続けます。 あるときは前線で体をはり、あるときは後ろから飛び込みゴールを目指します。 スコアで負けているときでも、下を向かず、胸をはって、声をあげて、背中でチームをひっぱります。 サポーターもひっぱります。 巻はあきらめていない、自分たちがあきらめてどうする。
そしてジェフの試合を見るたびに、自分がいろいろなものに向きあう態度を考えさせられ、平日を迎えるのでした。 いつも心に巻誠一郎。勝手ながら、心の師匠です。 自分は巻のように走り続けているか?
あいさつ
巻は、自分のことを最後に考えます。
「まずは、試合が終わっても残ってくださった大分のサポーターのみなさん、ありがとうございます」 「こういう気持ちの入った試合を見せていただいた選手のみなさん、本当に胸が熱くなりました」 「最後にこういう試合を演出してくださったサポーターのみなさん、本当にいいものを見せてもらいました」 「個人的には深井がゴールを決めてくれたということが、本当にうれしかったです」
「最後に1つだけ、いや3つお願いがあります」 「これからもジェフを愛し続けてください」 「ジェフの選手を愛し、クラブを愛し育ててください」 「少しだけ心に余裕のある方は、ロシアにいる僕のことを応援してください」
巻、ありがとう。 一度ジェフのことを置いといて、自分のことを第一に「巻誠一郎」としての勝負を心おきなくしてきてください。 巻のことを応援するくらいの「心の余裕」は常に持てるように、自分の道を歩いて行きたいと思います。 そして、またフクアリで会いましょう。