新型コロナウィルスの影響で私自身、3月の後半ごろから不要不急の出社を控えるようになりました。7月となった今も、だいたい週1か週2回の出社のペースとなっています。
最近、上司と会話している中で、「テレワーク、在宅勤務が当たり前になり、アウトプットが減る人が多い中、逆に増えているように見える珍しい存在」というコメントをもらいました。
感染者数が4月を上回るなどのニュースが流れる日々、上司から、もっと詳しくうまくやれている理由を聞きたいなどと言われたときに整然と答えられるように、自分なりにうまくいっている理由を考えたいと思います。
まず前提として
- 仕事:システムエンジニア
- 家族構成:私、妻(主婦)、息子(大学生)、娘(小学生)
です。どうしても対面で仕事をする必要があるわけではないということですね。
自宅でそこそこ仕事がしやすい
仕事の内容がリモートでも問題が少ない
仕事柄、それほど、対面しなくても業務はできるなという感触はもともと持っていました。 システムエンジニアとして、設計書を作成したり、レビューしたり、ちょっとしたプロトタイプを作って「このやりかたでできるのではないかしら」などと示すのがここ3年位多かったですが、対面でなくとも、リモート会議で十分じゃないかと感じていました。 否応なくリモートで非対面の仕事をするようになって、私のこの感触にケチをつける人がいなくなったのは、やりやすさの根本としてあると思います。
仕事の環境が整っている
20年ほど前は自作パソコンを作るなどする程度にはその手のガジェットが好きなので、職場で提供されるより快適なキーボードとマウスは自宅にあり、家で仕事するほうが気分がいいです。 日中は妻が作業に使っていた環境を間借りして、デュアルディスプレイで仕事をさせてもらっている。椅子もそれなりのものを買っておいて良かったです。
ながら作業がしやすい
(どうでもいい)会議に参加するときに、対面だとながら作業をすると怒る人がいるが、リモート会議ならばれない。これはアウトプット量を増やすのに寄与しています。 あと、オンラインセミナーを片隅で視聴しながら、仕事をすることで、今までになかったインプット量が確保されているように思います。
家族の年齢
例えば5年前の家族の年齢構成で、今の新型コロナウィルス影響による「引きこもり」生活を強いられた場合、未就学児童が家庭にいる状態での在宅勤務は割り込みタスクが頻発して集中力が維持できないと想定されます。 幸い、大学生の息子はリモートで講義を受け、小学生の娘はZoomで塾の授業を受ける…そんな、リモート仲間意識が形成されているようにも感じます。
会社に行って仕事をするのがしんどかった
通勤時間が長い
- 3月までの勤務地までの通勤時間1時間30分
- 4月からの勤務地までの通勤時間1時間55分
往復ではなく片道である。4月から電車に乗っている時間は1時間25分程度。 通勤時間を使って、読書をしたり、ゲームの周回をこなしたりというのをしていたが、まあ、通勤だけで疲れますよね。 在宅勤務を決めた日は、食事も準備もゆったりできてよい。睡眠時間も長くなり、家族によるといびきも減っているとか。
メリハリがきかない
テレワークでの作業だと、オンオフのメリハリがつきにくく感じます。1日を通して効率よく作業するために取り組まれている工夫はありますでしょうか。 - サイボウズの「テレワーク」に関する情報を公開します
在宅勤務による、オンオフのメリハリがつきにくい問題については、サイボウズも試行錯誤しております。 始業前に着替える、散歩をしてみるなどそれぞれの社員が自分にあった方法を試しているようです。
と、在宅勤務の場合のオンオフの切り替えについて悩む人が多いようですが、私はその点ではそれほど悩んでいません。(それはそれでなぜかを自分でも知りたくは思いますが)
会社に行っただけで、仕事をした気になるよりは、ずっと良いかなと。
では出社した場合、何に悩んでいたかというと、 * 1時間 案件1 開発者ミーティング * 2時間 案件1 作業 * 1時間 昼休み休憩 * 2時間 案件2 作業 * 1時間 案件2 お客様と会議 * ....
…などのように、案件ごとに頭の中身のスイッチや、うまくいかなかったときのしょんぼり感を解消するのが職場だと難しいという感触です。
自宅だと「やっほ~い!今の会議はうまくいったぜ!」とクルクル回っても、家族から見られるだけですし(そしてそんな私を家族は見慣れている)、「うわーん!お客さん怖いよう(泣)」とか、「うへえ、作業思ったより進まねえ(ベッドにごろり)」といったように、気持ちを吐き出して次の作業に向かいやすいです。
職場だとトイレの個室で泣くくらいしかできねえ…
話しかけられたくない
一緒に仕事をする人から、「ちょっといいですか」と作業中割り込まれて質問をされるのが嫌だったというのに気がつきました。つい、すぐ「はいはい」と反応してしまうのですが、これがリモートだとチャットで 同僚「質問あるんだけど会話してもいい?」 私「15分後ならOKよ」 同僚「じゃあ15分後つなぐね」 と、こちらの都合のよいタイミングでコミュニケーションが取りやすいです。
対面でも「15分後でお願い」をやってもいいと思うのですけど、実際にやると「あの人には話しかけづらい」となってしまうみたいなんですよね。
もちろん、経験が浅い人からの「困っている」に対応するのは必要ですけれども、時間を決めて毎日会話をする時間を設けるなど、コントロールしやすい方法をとればいいのかなと思っています。
まとめ
個人的な向き不向きと、環境の影響それぞれあると思います。在宅勤務前提なのに、変わらない押印手続きなど苛立ちのポイントはあるのですが、それはそれで別途整理したいと思います。
以前買っていたキーボードとトラックボール、ノートPCスタンド…あってよかったと思います。
3年経過して、現在のワークスペースはこのような状態となりました。