Windows XPでは複数辞書をまとめて取り扱えるSKKサーバ、wceSKKSERVを使用しています。 Ubuntuでも同じような運用をしてみたいと思いましたので、skksearchを導入しました。
skksearchを導入
sudo apt-get install skksearch
/etc/inetd.confの編集〜inetdの再起動
man skksearch の記述に従って...
skkserv stream tcp nowait nobody /usr/sbin/tcpd /usr/sbin/skksearch -c /etc/skksearch.conf
ちなみに、man skksearch、設定ファイルの名前がtypoってます。(^^;
$ sudo /etc/init.d/openbsd-inetd restart
下のメッセージが出ればOK.
* Restarting internet superserver inetd [ OK ]
複数辞書の登録
Windows XPでは、L辞書、地名辞書、人名辞書を使っていましたので、同様の構成となるようにします。
辞書のCDB化
辞書は、/usr/share/skk配下にあります。 skksearchは、CDB形式のファイルを扱えるので、元のSKK辞書を変換して使います。 すでに、SKK-JISYO.L.cdbは作成されていて、SKK-JISYO.cdbにリンクされているので特に作業しません。
$ sudo skk2cdb SKK-JISYO.geo SKK-JISYO.geo.cdb $ sudo skk2cdb SKK-JISYO.jinmei SKK-JISYO.jinmei.cdb
設定ファイルへの登録
続けて、設定ファイルに登録します。
$ sudo vi /etc/skksearch.conf
として...
# type:file cdb:/usr/share/skk/SKK-JISYO.cdb cdb:/usr/share/skk/SKK-JISYO.geo.cdb cdb:/usr/share/skk/SKK-JISYO.jinmei.cdb
という具合に新しく作ったCDB形式のファイルを設定します。
設定ファイルの反映(inetd再起動)
$ sudo /etc/init.d/openbsd-inetd stop $ sudo /etc/init.d/openbsd-inetd start
を実行すればskksearchが新しい辞書を読みます。
これで、EmacsのDDSKKとX windowのSKK実装とで共通の辞書を使う準備ができました。 次に、scim-skkから、uim-skkの乗り換えをしたいと思います。