以上を目指して、作業開始。
参考ページ
coLinuxインストール
インストール先は「d:colinux」とした。
Ubuntuネットワークインストール準備
ネットワーク設定
[Windows XPでの作業] NAT接続でインターネットにアクセスできるようにする準備。
- NAT
- [スタート]->[設定]->[ネットワーク接続]を開く
- メニューバーから[表示]->[詳細]で詳細表示にする
- 詳細内容が「TAP-Win32 Adopter」となっているものの名前を「TAP」に変更
- インターネット接続に用いている接続の名前を右クリックしてプロパティを表示
有線なら「ローカル エリア接続」、無線なら「ワイヤレス ネットワーク接続」と思われる - [詳細設定]タブをクリック
- 「ネットワークを.....接続を許可する」のチェックをONにする
- プルダウンから「TAP」を選択する
- 「OK」をクリックし、確定させる
- IPアドレス設定
- 「TAP」を右クリックしてプロパティを表示させる
- IPアドレスを「192.168.40.1」とする
ディスクイメージ作成
d:colinux配下にインストール用とSWAP用のディスクイメージ作成。
> d: > cd colinux > fsutil file createnew rootfs_3gb.img 3221257728 > fsutil file createnew swap.img 201358848
ネットワークインストール用ブートイメージ
下記のページからダウンロード
「ubuntu-net-inst_initrd.gz」と名前を変更しておく。
インストール用 coLinux confファイル作成
d:colinux配下に以下の内容でテキストエディタを使って、「ubuntu-704.conf」ファイルを作成する
kernel=vmlinux cobd0=d:coLinuxrootfs_3gb.img cobd1=d:coLinuxswap_192mb.img cofs0=d:coLinux root=/dev/ram0 vga=normal ramdisk_size=14409 rw -- initrd=ubuntu-net-inst_initrd.gz mem=128 eth0=tuntap,"TAP"
Ubuntuインストール
coLinux起動
> colinux-daemon.exe @ubuntu-704.conf -t nt
を入力して、起動(コマンドプロンプト内で起動される)
インストーラ起動
[コンソール[1]側作業]
言語選択
Englishを選択
モジュール展開
[コンソール[2]側作業]
ALT+F2 -> [Enter]で新しいコンソール起動。
# mkdir -p /mnt/modules # mount -t cofs cofs0 /mnt/modules # tar -zxvf /mnt/modules/vmlinux-modules.tar.gz # mkdir /target
その後...
- d:colinuxマウント用ディレクトリを作成
- d:colinux配下を/mnt/modulesにマウント
- ルートディレクトリでvmlinux-modules.tar.gzを展開 → libディレクトリ
- 後ほど、ルートディレクトリにする/targetディレクトリを作成
ノード作成
/dev配下にcoLinux用ディスクイメージ・ノードを作成
[コンソール[2]側作業]
# mknod /dev/cobd0 b 117 0 # mknod /dev/cobd1 b 117 1
参考ページにはない手順だが、これをしないと後の mke2fsがうまくいかない
インストーラ作業続き
[コンソール[1]側作業]
ALT+F1で元のコンソール[1]に戻る。
キーボード選択
- Detect keyboard layout? -> No を選択
- The origin of the keyboard -> Japan を選択
- Keyboard layout -> Japan を選択
- Method for toggling between ... -> とりあえず Alt+Shift を選択
DHCPでのアドレス取得を試みるが失敗する
ネットワーク設定(手動)
- Network configuration method -> Manually を選択
- IP address -> 192.168.40.2 を入力
- Netmask -> 255.255.255.0 を入力
- Gateway -> 192.168.40.1 を入力
ミラー選択
- Ubuntu archive mirror country
-> Japan を選択
- カーネルモジュールなしでインストールを継続するか確認
Continue the install without loading kernel module? -> Yes を選択
パーティション設定
ディスクの初期化・マウント
[コンソール[2]側作業]
ALT+F2でコンソール[2]へ。
# mke2fs -j /dev/cobd0 # mount /dev/cobd0 /target # mkswap /dev/cobd1 # sync;sync;sync; # swapon /dev/cobd1 # mkdir -p /target/dev # mknod /target/dev/cobd0 b 117 0 # mknod /target/dev/cobd1 b 117 1 # mknod /target/dev/cobd2 b 117 2
ベースシステムインストール
[コンソール[2]側作業]
# cd /target # debootstrap --arch i386 feisty /target http://ja.archive.ubuntu.com/ubuntu
※ ダウンロードにそれなりに時間かかる
# chroot /target /bin/bash
/target配下をルートディレクトリに
キーボード設定
[コンソール[2]側作業]
# dpkg-reconfigure console-setup
-> Japanese 106 key を選択 -> 以下 Enter連打
マウントパーティション設定
[コンソール[2]側作業]
fstabファイルにマウント情報記述する。インストール作業完了後の起動時に参照される。
# vi /etc/fstab
/etc/fstab編集内容
/dev/cobd/0 / ext3 defaults 1 1 /dev/cobd/1 swap swap defaults 0 0 proc /proc proc defaults 0 0
ネットワーク設定
[コンソール[2]側作業]
設定ファイルにIPアドレスなど情報記述する。インストール作業完了後の起動時に参照される。
# vi /etc/network/interfaces
/etc/network/interfaces編集内容
auto lo iface lo inet loopback auto eth0 iface eth0 inet static address 192.168.40.2 netmask 255.255.255.0 gateway 192.168.40.1
vi /etc/hosts
/etc/hosts編集内容
ユーザ設定
[コンソール[2]側作業]
- rootのパスワード設定
- 通常ユーザ追加
# passwd root # adduser ${ユーザ名} # addgroup --system admin # adduser ${ユーザ名} admin # adduser ${ユーザ名} audio # adduser ${ユーザ名} users # visudo
下記を追記する。
%admin ALL=(ALL) ALL
ここまででインストール作業完了。
Ubuntu起動
coLinux起動準備
テキストエディタで「ubuntu-704.conf」編集する。
kernel=vmlinux cobd0=d:coLinuxrootfs_3gb.img cobd1=d:coLinuxswap_192mb.img cofs0=d:coLinux root=/dev/cobd0 # ルートディレクトリを/dev/cobd0に initrd=initrd.gz # 通常のinitrd.gzに変更 mem=128 eth0=tuntap,"TAP"
coLinux起動
> colinux-daemon.exe @ubuntu-704.conf -t nt
を入力して、起動(コマンドプロンプト内で起動される)
loginプロンプトが表示されれば成功!