「Twitterでマーケティング」といった記事だったり、「マーケティングがお仕事です」なんて人にフォローされたりしているので、マーケティングについては素人もいいところなのですが、ちょっと考えてみたくなりました。
そもそもマーケティングとは..
とりあえず、Wikipediaから。
マーケティング(marketing)とは、企業や非営利組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその商品を効果的に得られるようにする活動」の全てを表す概念である。
マーケティング - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0
「Twitterでマーケティング」といったときの文脈は、後半部分の「情報を届け、顧客がその商品を効果的に得られるようにする」「その結果売れる」という部分にフォーカスされているような印象を受けます。
メディア・パブ: Twitterの成功事例,デルがTwitterを使って300万ドル売り上げる http://zen.seesaa.net/article/121417454.html
Twitterで売上げはあがるか?あるピザ屋の実験とその結果とは? - IDEA*IDEA ~ 百式管理人のライフハックブログ http://www.ideaxidea.com/archives/2009/05/twitter_on_marketing.html
というわけで、その文脈で考えてみたいと思います。
本当に届きますか?
これが疑問でしょうがない。
第一の壁 フォローしてもらう
まず、Twitterで情報を受けとってもらうには「フォローしてもらう」必要があります。 上の事例で挙げられている、DELLの場合には、 「すでに名を知られている企業だから、フォローされている」 ので、フォローしてもらっている部分もあると推測します。
では、DELLほど、名前が知られていないであろうピザ屋さんの場合には、どうしたか。
このピザ屋さん、ニューオーリンズにあり、商圏は半径5kmほど。先日からTwitterを使ってセール情報を流したりしていました。またTwitterIDを看板に印刷し、積極的に「フォローしてね!」とアピールしていたようです
Twitterで売上げはあがるか?あるピザ屋の実験とその結果とは? - IDEA*IDEA ~ 百式管理人のライフハックブログ http://www.ideaxidea.com/archives/2009/05/twitter_on_marketing.html
Twitter以外でちゃんと活動して「続きはTwitterで」のようなことをしているんですね。 とりあえずフォローしまくってSPAMと疑われる...ようなことはしていない。
とりえあずの結論
フォローしてもらうには、Twitter以外での活動も大事だよ。
第二の壁 つぶやきを見てもらう
個人の単位で見れば、流速激しかったら、タイムラインから流れてしまうのではないかとも思い、疑問に思っていたのですが、マクロで見れば、確率の問題に落ち着きそう。
見てもらった証拠として、ひとまず「つぶやき内のURLクリック」を基準に考えてみます。 自分自身のブログ更新情報をbit.ly経由でつぶやいたところ、だいたいフォローしてくれている人の1/5~1/8くらいのクリック数が瞬時にしてカウントされます。アクティブなユーザが多いんでしょうね。
このあたりは数は力になってくるかもしれません。 ただ、フォローしてくれるユーザーの数が増えるほど、クリックしてくれるユーザーの割合は反比例して減ってしまうかも..
ピザ屋さんの場合は、フォローの数は少ないけれども、必要な人にはきっと届いているんだと思う。 きっちりターゲッティングができているんでしょうね。
とりあえずの結論
URLつきのつぶやきをすればある程度クリックしてくれると思うよ。
まとめ
どんな人に、いかにフォローしてもらうかが、まず大事です。 そのチャンネルは、Twitter以外のほうが効果的かも。
次の記事では、いかに「買ってもらうか」について、Twitterとの関連性を考えてみたいと思います。 Twitterとマーケティング – 購買にいたる道に続く。