以前、信長の野望・天翔記が今の仕事につながっている感じというのを書きましたが、他にもそんなゲームがありました。信長の野望とならぶ光栄歴史三部作(最近言わないな)のひとつ「蒼き狼と白き牝鹿・ジンギスカン」です。
本体より値段の高い、やたらと大きい、外付けコントローラが使えないファミコン版でプレイしました。
[ファミコン]蒼き狼と白き牝鹿 ジンギスカン れとろゲーム懐古録/ウェブリブログ http://murakun5555.at.webry.info/201012/article_33.html
マリオと田中 攻略:『蒼き狼と白き牝鹿 ジンギスカン』 http://www7a.biglobe.ne.jp/~mario_n_tanaka/genghiskhan-index.html
ポイントは
- 自分の能力を高める時間
- 自分しかできないことをみきわめる
- なにもしない勇気
システムの特徴
能力
国王(族長)の能力値は…
- 統率力
- 判断力
- 企画力
- 説得力
- 体力
- 武力
であらわされます。 そして「外交」や「戦争」といったコマンドは「能力値を消費」して実行されるのです。 能力値が不足しているせいでコマンドが実行できない! という事態も生じるのです。
コマンド
1年を4つの季節にわけて1ターンとしています。コマンドは自分がいる本国で3回、自分がいない直轄地では1回実行できますが、上述のとおり、実行すると国王の能力が下がります。 国王が疲れていることを表現とか取扱説明書に書いてあったような記憶があります。 直轄地には配下の将軍を派遣して、統治を委ねることができます。これによって能力値の消費をおさえることができるのですが…
血縁
しかし、国王と血縁関係にない将軍はつねに独立する可能性があります。 ですので将軍に娘を嫁がせるか、息子を将軍としてとりたてるかして血縁の武将を統治に送りこむ必要があります。 実際の歴史にはイングランドのリチャード1世とジョン、日本の鎌倉幕府の源頼朝と源義経のように肉親同士で争う例も多々あるように思うのですが、このゲームではそういうルールです。
そうなるとたくさんの子どもが必要になります。 息子や娘を授かるためのコマンドが本ゲームの象徴とも言える「オルド」コマンドです。 コマンドに成功したときの后のグラフィックは小学生の私には刺激的すぎました。 『団地妻の誘惑』や『オランダ妻は電気ウナギの夢を見るか?』で実績をつんだ光栄のことだけあり…というのを知ったのは後のことです。
内政
このゲームでは、開墾などといったコマンドはなく住民に仕事を割り当てていきます。
- 兵士
- 町造り
- 城造り
- 食料作り
- 特産品作り
に住民をわりあてていきます。安全地帯では兵士0にして内政に専念とか、戦争直前には兵士にめいっぱいふる…などの工夫もできます。
仕事に通じるポイント
自分の能力を高める
外交、住民配分、オルド、商人…とコマンドを実行しているとあっという間に能力値が底をついてしまいます。 訓練→自分→どれかの能力値を選んで能力値が底をつかないようにしなくてはいけません。 どんなに忙しくとも、自分の能力を高める機会を確保しないことには、肝心のときに何もできなくなってしまうよ…という感覚はこのゲームで身につけたものかもしれません。
自分しかできないことをみきわめる
直轄地の統治をなんでもかんでも自分でやろうとするとこのゲームではたちまち能力がつきてしまいます。 信長の野望・天翔記でもCOM軍団長に任せないと自分の行動力がつきてしまうということを書きました。
このゲームでも同様に安全地帯の内政と前線への物資輸送は信頼できる部下にまかせておいて、自分は外交、戦争、情報収集、子作りなどできることに集中しなくてはなりません。
なにもしない勇気
信頼できる人材を確保できれば、統治をまかせてしまいましょう。 もし、確保できなければ直轄地となるわけですが、なにもしなくても住民に仕事をわりあてておけば、物資はある程度増えていきます。「なにもしない」勇気もときには必要です。
もちろん、確保する努力もおこたってはいけません。 このゲームでは「オルド」コマンドが努力になりますが、人手が足りない旨訴えて上司にかけあうくらいはすべきでしょう。
おつかれさまでございました。
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