気になっていたあの「事件」無罪判決が出たようです。
無罪の加藤医師が会見 「ほっとした」 大野病院事件 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080820/trl0808201948012-n1.htm
この事件、判決間近ということでブログの記事や、過去の新聞記事にも目を通してみたのです。
疑問に思えてならないことが、ひとつ。
いつから出産は「成功してあたりまえ」になったんだろうということです。
少なくとも遺族のみなさんの意識はそうなのではないでしょうか。
「産後の肥立ち」や「母子ともに健康」というのは消えつつある言葉のように思えます。
妊娠・出産は、女性の体にかかる負担がかなり大きく、出産や「産後の肥立ち」が悪いために、亡くなるかたもそれなりに多くいたはずです。
最近は出産もしくは産後に亡くなる人の話は、めったに聞かなくなりましたが...
お産SOS: (上)周産期死亡率と妊産婦死亡率/医療が向上 大幅に改善
http://blog.kahoku.co.jp/osansos/2007/06/post_53.html
40年代前半は200人を超えていたが、出産場所の主流が自宅から医療施設へと転換していくのに合わせ、劇的に低減。80年に19.5人と20人を切り、05年には5.7人になった。
下図も同ページから。
かなり確率が下がっているとはいえ、ゼロではないんですよね...
私には、兄がいたかもしれませんでした。(いや、兄がいたら、私は生まれていないかも)
流産という結果に終わったのです。
とても、出産は成功して当り前とは思えないから、こんなふうに思うのかもしれません。